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SecretShare2 - 秘密分散によるファイル分割と復元ツール(広告なし完全無料)
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更新日:2024/5/10
【ソフト名】 シークレットシェア2(SecretShare2)
【最新バージョン】 Version 0.90 Beta test
【種別】 フリーウェア
【動作環境】 Windows10(その他でも動作すると思います)
【作者名】 佐藤慶浩/オフィス四々十六
【連絡先】 https://yosihiro.com/contact/
【配布元】 https://yosihiro.com/kitchen/tool/secretshare/
【転載条件】 なし(報告して頂ければ幸いです)
【掲載先】 Vector
ソフト概要
秘密のファイルを送信や移送するときに、宛先誤りや移送中の紛失などを防ぐため、
二人以上でミスなく行なうなどの作業をしてませんか?
でも、それで失敗したら今度は三人にするのでしょうか?
そんな課題を、ファイルの提供者と受領者が2つのやりとりを加えるだけで解決する方法があります。
本ソフトは、秘密分散処理により、1つのファイルを2つ以上の秘密ファイルに分割するツールで、広告なしの完全無料でご利用いただけます。
分割された2つ以上のファイルを使って、元のファイルを復元することができます。
分割されたファイルのすべてが揃わないと、分割前のファイルを復元することはできません。
鍵による暗号化処理とは異なり、総当たり攻撃などで復元することはできません。
秘密のファイルを送信や移送、保管などするときに、それらを分散することで秘密を保護したい場合に利用することができます。
詳しくは、以下の「
利用例 」を参考にしてください。
インストールから使用方法までの動画解説
VIDEO
YouTube:
https://www.youtube.com/watch?v=pMPrb236s9k
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ご利用前に
【重要】
このソフトは、
期限付きで実行可能なベータテスト版として配布 しています。
ご報告いただいた内容を改善して、正式版を今後公開する予定です。
実行可能期限が切れた場合には、再度ダウンロードとインストールをお願いします。
このソフトは、Windows10 64bit OSで開発し動作確認してあります。
その他のバージョンのWindowsや32bit OSでも動作するよう配慮して開発してありますが、
実機での確認を行なっていないので、予期せぬ不具合が発生する可能性があります。
状況をご報告いただけば善処しますが、改善について対応ができない場合があることをあらかじめご承知おきください。
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インストールとアンインストール
インストール
以下の手順でインストールしてください。
書庫ファイル(SecretShare2.zip)をダウンロードしてください。
書庫ファイルを解凍してください。
以下の2つのファイルが入ったフォルダが解凍されます。
SecretShare2.exe : ソフト(実行ファイル)
SecretShare-ReadMe.txt : 説明書
実行ファイル(SecretShare2.exe)又はそのショートカットをデスクトップに置いてください。
以上でインストールは終了です。
アンインストール
デスクトップに置いたファイル又はショートカットを削除してください。
ダウンロードした書庫ファイルと解凍したファイルを削除してください。
以上でアンインストールは終了です。
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使い方
ファイルの分割
秘密分散により分割したいファイルを、ソフトのアイコンにドラッグ&ドロップしてください。
元のファイルのあったフォルダの中に、2つの秘密ファイルが作成されます。
ファイルの復元
秘密ファイル群を元のファイルに復元するには、すべての秘密ファイルを、
ひとつのフォルダに置いて、いずれかのファイルを、ソフトのアイコンにドラッグ&ドロップしてください。
秘密ファイル群があったフォルダに、元のファイルが復元されます。
3つ以上に分割する方法
本ソフトでは、1つのファイルを秘密分散処理により2つの秘密ファイルに分割しますが、
3つ以上に分割することもできます。
その場合には、実行ファイル SecretShare2.exe のファイル名の数字の 2 を分割したい
数字に変更してください。
たとえば、4つに分割したい場合には、ファイル名を
SecretShare4.exe に変更して、ファイルのドラッグ&ドロップをすると、4つに分割
されます。
最大で9つのファイルに分割できます。
注意:ファイルの復元には、分割したすべてのファイルが必要です。たとえば、4つに分割した
場合に、そのうちの1つのファイルでも紛失すると、(ご本人でも)復元することはできません。
不具合・感想などがございましたら、上記の【連絡先】までお知らせください。
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使い方の詳しい説明
ファイルの分割
分割したい対象ファイルを、SecretShare2.exeのファイルアイコンの上にドラッグ&
ドロップします。
黒いウインドウがスクリーンに表示され、処理状況を表示します。
ウィンドウは、Enterキーを押すか、ウインドウ右上の X アイコンをマウスクリック
して閉じるまで表示されたまま残ります。
対象ファイルのあったフォルダの中に、対象ファイルのファイル名の後ろに、
"-s[数字].data"が付いた2つの秘密ファイルが作成されます。
[数字]の部分には、毎回異なる数字が割り当てられます。
たとえば、"-s3.dat" と "-s7.dat"が付いた2つの秘密ファイルが作成されます。
example.zipというファイルを分割した場合には、
example.zip-s3.dat
example.zip-s7.dat
という2つの秘密ファイルになります。(ファイル名の3と7の箇所が毎回変わります。)
ファイルの復元
すべての秘密ファイルを同じフォルダに置きます。
どちらか一方の秘密ファイルを、SecretShare2.exeのファイルアイコンの上にドラッグ&ドロップします。
黒いウインドウがスクリーンに表示され、処理状況を表示します。
ウィンドウは、Enterキーを押すか、ウインドウ右上の X アイコンをマウスクリック
して閉じるまで表示されたまま残ります。
処理が完了すると、元のファイルが、そのフォルダに復元されます。
※復元されるファイルと同じファイル名がフォルダにあらかじめ存在していた場合には、
上書きを防ぐため、本ソフトは何も処理せずにエラーを表示して終了します。
分割できないファイル
本ソフトはファイル名によって分割か復元かの動作を決めています。
そのため、ファイル名の最後が「-s[数字].dat」というファイル名の場合は、復元しようとするために、分割することはできません。
それらのファイルを分割したい場合には、適宜別のファイル名に変更してから分割してください。
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利用例
A.秘匿したいファイルを送信又は移送する例
秘密性を確保してファイルを提供者から受領者に送信又は移送したい場合には、
本ソフトを使って以下の手順で、送信又は移送をしてください。
提供者と受領者の双方のPCに本ソフトを準備してください。
(受領者のPCについては、以下の手順においてデータを提供する際に、
本ソフトを一緒に提供することでも構いません。)
提供者は、送信又は提供したいファイル群をzip形式などで、1つのファイルにまとめた後で、
そのファイルを本ソフトで分割してください。
できあがった2つの秘密ファイルをそれぞれ、秘密ファイルAと秘密ファイルBと呼ぶことにします。
提供者は、秘密ファイルAだけを受領者に送信又は移送してください。
受領者は、秘密ファイルAを問題なく受け取れたかを提供者に知らせてください。
提供者は、受領者が秘密ファイルAを問題なく受け取ったことを確認したら、秘密ファイルAを適切に消去してください。
もしも、受け取りに問題や盗み見られた可能性があった場合には、
秘密ファイルA及び秘密ファイルBの両方を適切に消去して、最初からやり直してください。
この場合には、仮に秘密ファイルAを誰かに取得されていても、秘密ファイルBなしには秘密性は確保されます。
秘密ファイルBを消去した時点で、秘密ファイルAだけでは情報を復元することは誰にもできません。
提供者は、秘密ファイルBを受領者に送信又は移送してください。
受領者は、秘密ファイルBを問題なく受け取れたかを提供者に知らせてください。
提供者は、受領者が秘密ファイルBを問題なく受け取ったことを確認したら、秘密ファイルBを適切に消去してください。
もしも、受け取りに問題や盗み見られた可能性があった場合には、
提供者及び受領者の両方で秘密ファイルA及び秘密ファイルBを適切に消去してから、
最初からやり直してください。
この場合には、仮に秘密ファイルBを誰かに取得されていても、秘密ファイルAなしには秘密性は確保されます。
秘密ファイルBだけでは情報を復元することは誰にもできません。
秘密ファイルAを消去した時点で、秘密ファイルBだけでは情報を復元することは誰にもできません。
受領者は、秘密ファイルA及び秘密ファイルBを本ソフトで復元してください。
復元が完了したら、秘密ファイルAと秘密ファイルBを適切に消去してください。
秘密ファイルAと秘密ファイルBを送信する場合には、
それぞれの送信に異なるメールサービス事業者を使用するとより安全性が高まります。
その場合には、どちらかのメールサービス事業者が無料サービスなどで安全性に期待できなくても、
秘密性は確保されます。
秘密ファイルAを移送して、秘密ファイルBをメール送信するといった組み合わせもできます。
その場合には、最初の移送については、2名体制で紛失を防ぐ必要がありません。
紛失した場合には、上記のとおり秘密ファイルBを消去してから、やりなおせば秘密性は確保されます。
B.秘匿したいファイルをクラウド保管する例
秘密性を確保してファイルをクラウド上に保管したい場合には、
本ソフトを使って以下の手順で、保管と監視をしてください。
保管したいファイル群をzip形式などで、1つのファイルにまとめた後で、
そのファイルを本ソフトで分割してください。
できあがった2つの秘密ファイルをそれぞれ、秘密ファイルAと秘密ファイルBと呼ぶことにします。
秘密ファイルAと秘密ファイルBを、それぞれ異なるクラウドサービス事業者で保管してください。
いずれかの秘密ファイルが不正に参照されたり流出した場合には、もうひとつの秘密ファイルを削除してください。
ひとつの秘密ファイルが誰かに参照されても、もうひとつのファイルなしには秘密性は確保されます。
ひとつの秘密ファイルだけでは情報を復元することは誰にもできません。
秘密ファイルAと秘密ファイルBの両方を入手された場合には、秘密性を確保することはできません。
クラウドサービス事業者の障害等により、どちらかの秘密ファイルを参照できなくなると、保管者ご本人であっても、
元の情報を復元することはできません。
各事業者の可用性に注意してください。
この問題は、秘密ファイルAを異なる2つのクラウドに保管し、
秘密ファイルBを、さらに異なる2つのクラウドに保管することで解決できます。
そのためには、4つの頃なるクラウドが必要になり、各ファイルへの不正な参照や流出に加えて消失もないかを4箇所で監視する必要があります。
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秘密分散の仕組みの詳しい説明
25分間の講義形式の動画をご覧ください
VIDEO
YouTube:
https://www.youtube.com/watch?v=OMYAflhJ3AI
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更新履歴
Version 0.90 (2017/7/23) ベータテスト版公開
Version 0.90 (2017/7/24) 説明用動画を追加掲載
Version 0.90 (2017/9/28) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2017/12/28) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2018/3/14) ベータテスト期間を延長,説明動画を更新
Version 0.90 (2018/6/22) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2018/9/23) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2019/1/28) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2019/4/18) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2019/7/21) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2019/10/22) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2020/1/12) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2020/4/10) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2020/7/1) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2020/10/7) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2021/2/1) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2021/5/6) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2021/9/12) ベータテスト期間を延長
Version 0.90 (2022/1/14) ベータテスト期間延長
Version 0.90 (2022/6/6) ベータテスト期間延長
Version 0.90 (2022/9/23) ベータテスト期間延長
Version 0.90 (2022/11/16) ベータテスト期間延長
Version 0.90 (2023/2/9) ベータテスト期間延長
Version 0.90 (2023/5/18) ベータテスト期間延長
Version 0.90 (2023/7/30) ベータテスト期間延長
Version 0.90 (2023/11/15) ベータテスト期間延長
Version 0.90 (2024/2/19) ベータテスト期間延長
Version 0.90 (2024/5/10) ベータテスト期間延長
Version 0.90 (2024/9/18) ベータテスト期間延長
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